デフォーマ形状の復元
最終更新: 2024年12月17日
Cubism 5.2より[元の形状に戻す]機能が強化され、回転デフォーマとワープデフォーマの形状も元に戻すことができるようになりました。
デフォーマを一から再調整したい場合や、誤って変形を加えてしまった場合に保存された元の形状に戻すことができます。
[元の形状に戻す]機能はアートメッシュにも適用でき、「編集の方法」でも紹介しています。
ここでは、「デフォーマ」での使い方を説明します。
元の形状の記録と保存
デフォーマの元の形状は、「デフォーマ作成時」と、パラメータにキーがない状態から「キー追加時」に、自動で記録されます。
記録されたデフォーマを選択し、インスペクタパレットの[元の形状]の項目から、作成時間と作成手段を確認できます。
デフォーマ作成時 | キー追加時 |
---|---|
形状が記録された後にデフォーマの親子関係が変わっても、記録した時点でのキャンバス上の形状が同じになるように戻ります。
また、[自動更新]のチェックを外すことで、キー追加時の元の形状の自動更新を無効にできます。
この設定は、デフォーマごとに保存されます。
形状を元に戻す手順
- 形状を元に戻したいデフォーマを選択します。
- [モデリング]メニュー→[フォームの編集]→[元の形状に戻す]を選択します。
- 選択されたデフォーマの形状が、記録された元の形状と同じになるように戻ります。
TIPS
元の形状に戻す対象の回転デフォーマに親デフォーマが設定されている場合、「角度」の値が元の形状の更新時の値と異なる場合があります。
これは回転デフォーマをキャンバス上の見た目に戻すために、親デフォーマの変形の影響を考慮した値で再設定されるためです。
元の形状を手動で更新する
[元の形状]は自動で更新されますが、手動で更新することも可能です。
- 元の形状を更新したいデフォーマを選択します。
- [モデリング]メニュー→[フォームの編集]→[デフォーマの元の形状を更新]を選択します。
- 選択されたデフォーマの元の形状が、現在のキャンバス上の形状で更新されます。
インスペクタパレットの[元の形状]の項目が(手動更新)の表示に切り替わります。
TIPS
形状を手動で更新した場合、インスペクタ上の[自動更新]が自動でオフになります。
これにより、キー編集中に意図せず元の形状が更新されることを防ぎます。
[自動更新]を再度オンにしたい場合は、再びチェックをしてください。
全てのデフォーマの元の形状を削除
記録した「元の形状」をすべて削除することができます。
[モデリング]メニュー→[フォームの編集]→[全てのデフォーマの元の形状を削除]を選択で削除できます。
削除すると、インスペクタパレットの[元の形状]の項目が[未作成]の表示に切り替わります。
注意事項
形状を記録した後に、キャンバスのサイズを変更してから[元の形状]に戻すと、キャンバスのサイズに関係なくキャンバスの左上の座標を基準にして形状が戻ります。