外部連携API一覧

最終更新: 2024年6月25日

このページでは、UIDやパラメータIDなどから外部連携APIを通してエディタ内の情報を設定、および取得する命令やイベント、エラータイプを紹介します。

命令

RegisterPlugin

外部アプリケーションをエディタに登録します。
登録が終わるとトークンを返します。
このトークンはアプリと紐付いており、次回の接続時に指定することでユーザーの許可状態を引き継ぐことができます。
詳しくは「トークン認証」をご覧ください。

VersionRequestResponseErrorType
ResponseName:String,
Token?:String,
Icon?:String,
Path?:String
Token:StringInvalidData
Name:Stringアプリケーション名(任意):
ユニークな名前を付けてください。
他のアプリと名前が被っても動作に影響はありません。
Token?:Stringトークン:
省略、または未登録のトークンの場合は、RegisterPluginは新しいトークンを返します。
指定されたトークンが登録済みの場合は、そのトークンをそのまま返します。
Icon?:StringアイコンPNG画像のBASE64文字列:
サイズは32×32以上、256×256以下の正方形で0.5MB以下とします。
Path?:Stringアプリケーションのパス情報を表示します。
注意事項

RegisterPluginを最初に行い、ユーザーから許可を貰わない限り以下のほぼすべての命令は、PluginNotRegisteredのエラーを返してAPIによる操作を受け付けません。

GetIsApprove

ユーザーがこのアプリに対して通信を許可しているかどうかを取得します。
設定ダイアログの「許可」のチェックボックスと連動しています。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0Result:BooleanInvalidData

GetParameterValues

version 0.9.0

パラメータIDを指定してモデルの現在のパラメータIDと値を取得します。
パラメータIDの指定がない場合はモデルの全パラメータIDと値を取得します。
アニメーションの情報は含まれません。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0ModelUID:String,
Ids?:Array<String>
Parameters:Array<{
  Id:String,
  Value:Number
}>
InvalidData
InvalidModel

version 0.9.1

パラメータIDを指定してモデルの現在のパラメータIDと値を取得します。
パラメータIDの指定がない場合はモデルの全パラメータIDと値を取得します。
物理演算、モデル編集、アニメーションの情報が取得できます。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1ModelUID:String,
Ids?:Array<String>
Parameters:Array<{
  Id:String,
  Value:Number
}>
InvalidData
InvalidModel

SetParameterValues

version 0.9.0

指定のパラメータIDと値を設定します。
アニメーションファイルのモデルにパラメータは送信できません。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0ModelUID:String,
Parameters:Array<{
  Id:String,
  Value:Number
}>
InvalidData
InvalidModel
InvalidParameter

version 0.9.1

指定のパラメータIDと値を設定します。
アニメーションファイルのモデルにパラメータを送信する場合、モデルトラックを選択している必要があります。
物理演算エディタ、アニメーションのモデルの場合、パラメータを即時反映はせずテンポラリに保持されます。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1ModelUID:String,
Parameters:Array<{
  Id:String,
  Value:Number
}>
InvalidData
InvalidModel
InvalidParameter

GetParameters

Id:StringパラメータID
Name:Stringパラメータ名
GroupUID:String所属するパラメータグループのUID
Default:Numberデフォルト値
Max,Max:Number最大値、最小値
Repeat:Booleanリピート
Type:Numberパラメータタイプ
0 : 通常
1 : ブレンドシェイプ

version 0.9.0

モデルがもつパラメータ一覧を取得します。
ModelUIDとDocumentUIDは省略可能ですが、どちらかは必須となります。
Typeは ’0‘ が通常、 ‘1’ がブレンドシェイプになります。
アニメーションファイル(.can3)のモデルがもつパラメータ一覧は取得できません。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0ModelUID?:String,
DocumentUID?:String
Parameters:Array<{
  Id:String, 
  Name:String,
  GroupUID:String,
  Default:Number,
  Max:Number,
  Min:Number,
  Repeat:Boolean
  Type:Number
}>
InvalidData
InvalidModel

version 0.9.1

モデルがもつパラメータ一覧を取得します。
ModelUIDとDocumentUIDは省略可能ですが、どちらかは必須となります。
Typeは ’0‘ が通常、 ‘1’ がブレンドシェイプになります。
アニメーションファイルに含まれるモデルのパラメータ一覧を取得する場合、モデルトラックを選択している必要があります。
モデルが組み込み用モデルトラックの場合、GroupUIDには空文字が返ります。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1ModelUID?:String,
DocumentUID?:String
Parameters:Array<{
  Id:String, 
  Name:String,
  GroupUID:String,
  Default:Number,
  Max:Number,
  Min:Number,
  Repeat:Boolean
  Type:Number
}>
InvalidData
InvalidModel

GetParameterGroups

version 0.9.0

モデルがもつパラメータグループの一覧を取得します。
ModelUIDとDocumentUIDは省略可能ですが、どちらかは必須となります。
アニメーションファイル(.can3)に含まれるモデルがもつパラメータ一覧は取得できません。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0ModelUID?:String,
DocumentUID?:String
Groups:Array<{
  GroupUID:String,
  GroupName:String,
}>
InvalidData
InvalidModel

version 0.9.1

モデルがもつパラメータグループの一覧を取得します。
ModelUIDとDocumentUIDは省略可能ですが、どちらかは必須となります。
アニメーションファイルに含まれるモデルのグループ一覧を取得する場合、モデルトラックを選択している必要があります。
モデルが組み込み用モデルトラックの場合、GroupUIDには空文字が返ります。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1ModelUID?:String,
DocumentUID?:String
Groups:Array<{
  GroupUID:String,
  GroupName:String,
}>
InvalidData
InvalidModel

GetDocuments

version 0.9.0

ドキュメントの情報を返します。
物理演算、モデル編集と種類ごとに別れ、存在しない場合は0個のドキュメント配列を返します。
1モデルの分割表示を行った場合は、Viewsが増えます。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0PhysicsDocuments:Array<{
  DocumentUID:String,
  DocumentFilePath:String,
  ModelUID:String
}>,
ModelingDocuments:Array<{
  DocumentUID:String,
  DocumentFilePath:String,
  Views:Array<{
    ModelUID:String
   }>
}>
InvalidData
InvalidDocument

version 0.9.1

ドキュメントの情報を返します。
物理演算、モデル編集と種類ごとに別れ、存在しない場合は0個のドキュメント配列を返します。
1モデルの分割表示を行った場合は、Viewsが増えます。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1PhysicsDocuments:Array<{
  DocumentUID:String,
  DocumentFilePath:String
  ModelUID:String,
}>
ModelingDocuments:Array<{
  DocumentUID:String,
  DocumentFilePath:String
  Views:Array<{
    ModelUID:String
  }>
}>
AnimationDocuments:Array<{
  DocumentUID:String,
  DocumentFilePath:String
  Views:Array<{
    ModelUID:String,
    ModelFilePath:String
  }>
}>
InvalidData
InvalidDocument

GetDocument

version 0.9.3

ドキュメントのUIDを指定してドキュメントの情報を返します。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.3DocumentUID:StringPhysicsDocuments?:Array<{
  DocumentFilePath:String
  ModelUID:String,
}>
ModelingDocuments?:Array<{
  DocumentFilePath:String
  Views:Array<{
    ModelUID:String
  }>
}>
AnimationDocuments?: Array<{
  DocumentFilePath:String
  Views : Array<{
    ModelUID:String,
    ModelFilePath:String
  }>
}>
InvalidData
InvalidDocument

GetCurrentDocumentUID

version 0.9.3

現在エディタ上でカレントになっているドキュメントのUIDを返します。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.3DocumentUID:StringDocumentUID:StringInvalidData
InvalidDocument

GetCurrentModelUID

version 0.9.0

現在エディタ上でカレントになっているモデルのUIDを返します。
アニメーションファイルに含まれるモデルのUIDは取得できません。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0ModelUID:StringInvalidData
InvalidModel

version 0.9.1

現在エディタ上でカレントになっているモデルのUIDを返します。
アニメーションファイルに含まれるモデルのUIDを取得する場合、モデルトラックを選択している必要があります。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1ModelUID:StringInvalidData
InvalidModel

GetCurrentEditMode

version 0.9.0

現在エディタ上でカレントになっている編集モードを返します。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.0EditMode:StringInvalidData
EditMode:String編集モード
“Physics” : 物理演算設定エディタ
“Modeling” : モデル編集
“Animation” : アニメーション編集
“ModelingMeshEdit” : メッシュ編集
“FormAnimation” : フォームアニメーション編集 ※5.1 beta1以降

SetGlobalVersion

version 0.9.1

使用するAPIバージョンを設定できます。
これにより外部アプリケーションで使用するAPIバージョンを固定することができます。
未設定の場合は、指定なしに戻すことができます。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1Version?:StringInvalidData

ClearParameterValues

version 0.9.1

対象のモデルに送信したパラメータをクリアします。
SetParameterValueで送信したパラメータはエディタでテンポラリに保持します。
物理演算エディタやアニメーションの場合、モデル更新の関係でテンポラリにパラメータを保持し続けることがあります。
テンポラリに保持したパラメータを明示的にクリアしたい場合このAPIを使用します。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.1ModelUID:StringInvalidData

GetPhysicsInfo

version 0.9.2

物理演算設定エディタにおける計算FPSを取得します。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.2ModelUID:String,
Fps?:Number
InvalidData
InvalidModel

SendCubismLog

version 0.9.3

エディタのログとして文字列を送信します。
Typeは ”info” 、 ”warning” を指定可能で、デフォルト値は ”info” になります。
Messageの最大文字長は5000文字です。
Displayはログパレットへの表示有無となっており、省略時はデフォルト値をtrueとしてログパレットに表示します。

VersionRequestResponseErrorType
0.9.3Type?:String,
Message:String,
Display?:Boolean
InvalidData
InvalidModel

イベント

イベントを扱う場合は、まずクライアントがサーバーに対して許可フラグを有効にする必要があります。

{
    (省略)
    "Type": "Request",
    "Method": "NotifyMocFileExported",
    "Data": {
        "Enable" : true
    }
}

すると、サーバーは特定の処理(イベント)を行った際に、クライアントからのリクエストに関係なくJSONを送信します。
なお、モデルファイルが一度も保存されていない場合、ModelFilePathフィールドには空文字が入ります。

{
    (省略)
    "Type": "Response",
    "Method": "NotifyMocFileExported",
    "Data": {
        "Path" : "c:\\temp\\export.moc3",
        "ModelFilePath" : "c:\\models\\hoge03.cmo3"
    }
}

NotifyPhysicsFileExported

version 0.9.0

物理演算設定ファイルの書き出し時の通知設定を行います。

VersionRequestResponseEventErrorType
0.9.0Enabled:BooleanAccepted:BooleanPath:String,
ModelFilePath:String
InvalidData

NotifyMocFileExported

version 0.9.3

MOC3ファイルの書き出し時の通知設定を行います。
設定が有効の場合、MOC3ファイルの情報と関連ファイルの情報を通知します。

VersionRequestResponseEventErrorType
0.9.3Enabled:BooleanAccepted:BooleanPath:String,
ModelFilePath:String,
Files:Array<String>
InvalidData

version 0.9.0

MOC3ファイルの書き出し時の通知設定を行います。
設定が有効の場合、MOC3ファイルの情報を通知します。

VersionRequestResponseEventErrorType
0.9.0Enabled:BooleanAccepted:BooleanPath:String,
ModelFilePath:String
InvalidData

NotifyMotionFileExported

version 0.9.0

モーションファイルの書き出し時の通知設定を行います。

VersionRequestResponseEventErrorType
0.9.0Enabled:BooleanAccepted:BooleanPath:String,
ModelFilePath:String
InvalidData

NotifyMotionSyncFileExported

version 0.9.0

モーションシンク設定ファイルの書き出し時の通知設定を行います。

VersionRequestResponseEventErrorType
0.9.0Enabled:BooleanAccepted:BooleanPath:String,
ModelFilePath:String
InvalidData

NotifyChangeEditMode

version 0.9.0

編集モードが切り替わったときの通知設定を行います。
EditModeについては「GetCurrentEditMode」をご覧ください。

VersionRequestResponseEventErrorType
0.9.0Enabled:BooleanAccepted:BooleanEditMode:StringInvalidData

エラータイプ

名前説明Since
InvalidJsonJSON構造が正しくありません。0.9.0
UnsupportedVersion互換性のないバージョンです。0.9.0
MethodNotFound指定された命令が見つかりません。0.9.0
InvalidTypeTypeの設定が不正です。0.9.0
InvalidData命令の引数が正しくありません。
引数が足りなかったり、引数に異なる型を指定した場合にこのエラーを返します。
0.9.0
PluginNotRegisteredプラグインの登録が完了していません。
プラグインの登録(RegisterPlugin)、ユーザーによる許可が完了していない状態で、命令をリクエストするとこのエラーを返します。
0.9.0
InvalidParameter指定されたLive2Dパラメータが存在しません。0.9.0
InvalidModel指定されたLive2Dモデルが存在しません。0.9.0
InvalidDocument指定されたドキュメントがエディタに存在しません。0.9.0
InvalidView指定されたビューが存在しません。0.9.0
この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ
この記事に関するご意見・
ご要望をお聞かせください。