Cubism SDK for Cocos Creatorのパフォーマンス・チューニングについて

最終更新： 2023年3月14日

概要

Cubism SDKにおいては、モデルの構造によってプログラム上でのパフォーマンスに影響が出る場合があります。
また、Live2D SDK for Cocos Creatorは構造のわかりやすさを優先しているため、一部意図的にパフォーマンスを犠牲にしている部分があります。
以下では、SDKのパフォーマンスに影響がある点を説明します。

モデルの構造

詳細については こちら をご覧ください。

プロジェクトの構造

Cocos Creatorのイベント関数
前述の通りLive2D SDK for Cocos Creatorは構造のわかりやすさを優先しております。
そのため、各コンポーネントの更新処理は、lateUpdate()などのCocos Creatorのイベント関数から行っています。
このCocos Creatorのイベント関数は、呼び出すコストが少なくありません。
SDKをそのまま使用してモデルを複数表示した場合、実行環境によっては非常にパフォーマンスが悪くなってしまうことがあります。
パフォーマンスを重視する場合は、各コンポーネントの更新処理をひとつのControllerから呼び出すようにすることが推奨されています。
Cubism SDK for Cocos Creatorに同梱されている CubismUpdateController は、Cubism SDKのコンポーネントの実行順を制御するために同様の処理を行っているため、上記の対応を行うのであればCubismUpdateControllerの実装が参考になります。

CubismUpdateControllerの詳細は こちら をご覧ください。