Cocos Creator版特有の注意点

最終更新： 2023年3月14日

Cubism SDK for Cocos Creator を Cocos Creator に読み込んだ際の注意点

Cubism SDK for Cocos Creatorに同封されているサンプルモデルを使用する際、Cubism SDK for Cocos Creatorを読み込んだ直後ではインポート順が不定となるため、そのままでは使用できない場合がございます。
エラー等が表示された場合は必ずmodel3.jsonまたはそれらが入ったフォルダを[Reimport Asset]で再インポートしてください。
また、Cubism SDK for Cocos Creator を Cocos Creator に読み込んだ直後では[GlobalMaskTexture.asset]が正しく使用できない場合がございます。
その場合は必ず[GlobalMaskTexture.asset]を[Reimport Asset]で再インポートし、Cocos Creatorを再起動してください。

マスクの描画について

GlobalMaskTexture.asset

Cubism SDK for Cocos Creator を Cocos Creator に読み込んだ直後では[GlobalMaskTexture.asset]に正しくマスクが描画されない場合がございます。
その場合は必ず[GlobalMaskTexture.asset]を[Reimport Asset]で再インポートし、Cocos Creatorを再起動してください。

また、シーン全体にマスクで使用しているテクスチャが描画される場合がございます。
その場合はCocos Creatorの [Project]-[Project Settings]-[Layers]にございますUser Layer 19に任意の名前(MASKなど)を付け、シーンのMain CameraのVisibilityからチェックを外してください。

TypeScript(JavaScript)言語仕様上の注意

Cocos Creator が提供する math.Vec2, math.Vec3 のようなクラス、
本SDKが提供する IStructLike インターフェイス実装クラスは言語仕様上、インスタンスです。

C#のような言語のような構造体を扱うようにインスタンスのメンバープロパティの値を変更すると予期しない動作を引き起こす可能性がありますので注意して下さい。

※ 本SDKが提供する IStructLike インターフェイス実装クラスはメンバーをreadonlyに設定しておりますので基本的な操作で誤って上記のような操作をしてしまうことは避けられるようにしています。

Typescript 4.7.4 時点での言語仕様上の都合で以下のような場合にはエラーとならないので注意して下さい。

export interface IReadonlySample {
  readonly x: number;
}
export interface ISample {
  x: number;
}
export class Sample {
  public readonly x: number = 0;
}

const a: ISample = new Sample(); // エラーにならない。
a.x = 1;

const b: IReadonlySample = new Sample();
b.x = 2; // TS: 2540 エラー