DirectX 9.0cサンプルのビルド

[最終更新日:2020/01/30]

このページでは、Live2D Cubism SDK for Nativeに同梱しているDirectX 9.0cのサンプルプロジェクトを、Windows環境においてVisual Studioでコンパイルするまでの手順を説明します。

※記事の内容は Cubism 4 SDK for Native R1 を使用したものとなります。
Cubism SDKのバージョンによって方法や手順が違う場合があります。 

 

ダウンロードするもの

Live2D Cubism SDK for Native

SDK本体です。「公式ダウンロードページ」からダウンロードします。

Visual Studio

今回使用する開発環境です。言語はC++を利用します。

CMake

プロジェクトファイルを生成するために使用します。

DirectX SDK

DirectX 9.0c の開発キットです。

CMakeやライブラリに関してはサンプルSDKのZip内の
[ルート]Samples/D3D9」にある'README.md'に記載されている手順やバージョンを確認してください。

 

インストール作業

Visual Studio

統合開発環境をインストールします。
C++がコンパイルできるように設定してください。
また、Visual Studio 2013以降を利用してください。

 

CMake

CMakeをインストールします。
CMakeの作業ではバッチファイルから使用するのでCMakeのパス設定は使用するユーザが参照できるように設定してください。

※画像は実際の画面と相違がある場合があります。 

 

DirectX SDK

DirectX SDKをインストールします。

インストール時に S1023 エラーが出た際は、Microsoft公式のサポート技術情報を参考にインストールして下さい。

 

 

CMakeの実行

CMakeはGUIからの利用もできますが、今回はサンプルに入っているバッチファイルを利用します。
Samples/D3D9/Demo/proj.d3d9.cmake/scripts」の中にバッチファイルが入っています。
このバッチファイルはいくつかの設定の組み合わせから選びます。

・NMakeかProjectか

NMakeはコマンドプロンプトからビルドを行い、実行ファイルを生成します。nmake_で始まるバッチファイルを使用してください
Visual Studioからコード編集などを行う場合はproj_で始まるバッチファイルを使用してください。

・Visual Studio のバージョン

導入しているVisual Studioのバージョンを選択してください。

今回の例ではVisual Studio 2015のソリューションファイルが入ったプロジェクトを選択するため、「proj_msvc2015.bat」を実行します。

実行すると、以下の画像のように選択肢が表示されますので、対応した番号を半角数字で入力してください。

・アーキテクチャの選択

x86(Win32) か x64(Win64) かを選択します。
使用する環境によって適宜選択してください。

・Cubism Coreのモジュール選択

使用するCubism Coreのランタイムライブラリを選択します。
MD,MTなどそれぞれの意味に関してはMicrosoft公式ドキュメントをご確認ください。

 

入力が正常におこなわれると、CMakeによる生成が開始されます。
※生成開始後にエラーが出る場合は、CMakeのバージョン、指定しているVisual Studioのバージョンをご確認ください。

 

ビルド

CMake���よる生成が終了したら生成したファイルの中からソリューションファイルを開きます。
今回の例では
・proj_msvc2015.bat

を実行し、選択肢にて
・x64(Win64)
・use the multithread-specific and DLL-specific version of the run-time library (MD)

を選択して出力された
[ルート]/Samples/D3D9/Demo/proj.d3d9.cmake/build/proj_msvc2015_x64_md」にある「Demo.sln」をVisual Studioで開き、ビルドを実行します。

ビルドが無事成功したら、デバッグで実行してみましょう。

大きな画面が出てくれば成功です。

 

ウインドウサイズを調整する場合は、「/Sample/OpenGL/Demo/proj.win.cmake/src/LAppDelegate.cpp」の
LAppDelegate::Initialize()で使用されているSetRect()の第4引数、第5引数の値を変更してください。

※RenderTargetWidth、RenderTargetHeightは「/Sample/OpenGL/Demo/proj.win.cmake/src/LAppDefine.cpp」に実際の値が定義されています。

 

実行ファイルが出力される先

今回のCMakeから作成したプロジェクトでは通常のプロジェクトと違い、
ファイルの出力先はプロジェクトフォルダと同じ階層に作られた「bin」以下になります。

具体的にはプロジェクトフォルダが「[ルート]/Samples/D3D9/Demo/proj.d3d9.cmake/build/proj_msvc2015_x64_md」であるとき、
実行ファイルは「[ルート]/Samples/D3D9/Demo/proj.d3d9.cmake/build/proj_msvc2015_x64_md/bin/[Configurations]/」に出力されます。

例:「[ルート]/Samples/D3D9/Demo/proj.d3d9.cmake/build/proj_msvc2015_x64_md/bin/Release/

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