描画割り込み機能の使い方

最終更新: 2026年1月8日

ここでは描画割り込み機能をインスペクタ上から操作及び設定する方法を解説します。
描画割り込み機能の詳しい内容についてはマニュアル「描画割り込み機能」をご確認ください。

CubismRenderingInterceptController コンポーネント

描画割り込み機能を利用するためのコンポーネントです。
Cubismモデルの描画の間で描画処理を行わせたいオブジェクトにアタッチします。
このコンポーネントは Assets/Live2D/Cubism/Rendering/URP/RenderingInterceptor に配置されています。

コンポーネントがアタッチ出来るオブジェクト

コンポーネントがアタッチできるオブジェクトは次の通りです。

  • Cubismモデル
  • 任意のRendererコンポーネントを持つオブジェクト
    • 例: Sprite Renderer、Mesh Renderer
TIPS
任意のRendererコンポーネントを持つオブジェクトの場合、実行時にこれらのRendererをDisableにしてUnityのレンダーパスで描画処理が発生しないように設定されます。 実行中にRendererコンポーネントを有効にすると、意図しない描画結果になる可能性があります。

インスペクタ

Add Component などでアタッチすると次のようなインスペクタが表示されます。

各項目の説明は次の通りです。

Invoke Timing Setting
描画処理の前後どちらで処理を行うかを設定します。

Pre Rendering
描画処理の直前

Post Rendering
描画処理の直後

Mode
描画順をどの方式で行うかを設定します。

Sorting Order
後述するSortingOrderの値で描画順を制御する方式です。後述の Group Sorting Order と同一の値の Grouped Sorting Index で描画されるCubsimモデルの Sorting Mode がいずれも BackToFrontZ あるいは FrontToBackZ(カメラからの距離での比較) の場合は正常に割り込みが出来ない場合があります。
Grouped Sorting IndexSorting ModeCubismRenderController で設定されます。

Z Depth
カメラからの距離を使って描画順を制御する方式です。後述の Group Sorting Order と同一の値の Grouped Sorting Index で描画されるCubismモデルのSorting Modeがいずれも BackToFrontOrder あるいは FrontToBackOrder(描画順での比較) の場合は正常に割り込みが出来ない場合があります。
Grouped Sorting Index Sorting ModeCubismRenderController で設定されます。

Drawable
特定のDrawableを指定して、SortingOrderの値やカメラからの距離に関わらず、指定したDrawableの描画処理の前後で描画処理を行う方式。

Group Sorting Order
どの Grouped Sorting Index の時に描画するかを決める値です。
指定した Grouped Sorting Index で描画されるモデルが存在しない場合は InterceptingMode.Drawable が設定されている時を除いて処理がスキップされます。

Sorting Order
描画順を設定する値です。
InterceptingMode.SortingOrder 以外では無視されます。

Target Art Mesh
InterceptingMode.Drawable の際に参照されるDrawableです。
描画処理を行いたい位置のDrawableを指定します。

モデルのDrawable間に別のスプライトを挟む

共通の手順

任意のモデルとスプライトをシーン上に配置します。

スプライトに CubismRenderingInterceptController コンポーネントをアタッチします。

Invoke Timing Setting を選択する。

Sorting Orderを利用して挟む

モデルの CubismRenderController コンポーネント内Sorting以下の Grouped Sorting Index の値を確認する。

モデルの CubismRenderController コンポーネント内Sorting以下の Mode を Back To Front Order に設定する。

スプライトの CubismRenderingInterceptController コンポーネントの Group Sorting Order の値を先ほど確認した Grouped Sorting Index の値と合わせる。

スプライトの CubismRenderingInterceptController コンポーネントの Sorting Order を任意の値に設定する。

再生して表示を確認する。

Z Depthを利用して挟む

モデルの CubismRenderController コンポーネント内Sorting以下の Mode Back To Front Z に設定する。

スプライトの CubismRenderingInterceptController コンポーネントの Mode Z Depth に設定する。

間に挟みたいDrawableオブジェクトの座標を参考に座標を指定する。
今回はZ座標を変更。

再生して表示を確認する。

Drawableを指定して挟む

スプライトの CubismRenderingInterceptController コンポーネントの Mode Drawable に設定する。

スプライトの CubismRenderingInterceptController コンポーネントの Target Art Mesh にモデルの任意のDrawableを設定する。

再生して表示を確認する。

サンプルシーン

Assets/Live2D/Cubism/Samples/RenderingInterceptor にサンプルシーンが用意されています。

再生すると左から次のようなケースで描画サンプルが表示されます。

  • モデルを描画割り込み機能で間に挟む場合
  • カメラからの距離で描画順を決める場合
  • 特定のアートメッシュを指定する場合
  • SortingOrderで描画順を決める場合

それぞれインスペクタから自由に設定を変更することが可能です。

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