Live2D Cubism 2.1 SDK からの違い
最終更新: 2019年11月8日
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Cubism 3以降のLive2D Cubism SDK for Nativeは、基本構造についてはLive2D Cubism 2.1 SDKと共通しており、これまでと同様のワークフローで
アプリケーションに組み込むことができます。
一方、Live2D Cubism 2.1 SDKではプログラムの多くをバイナリ提供していましたが、
Live2D Cubism SDK for NativeではFramework領域をリファクタリング、
ソースコードを公開することで開発者自身によるカスタマイズが可能なSDKとして提供します。
これにより、グラフィックス命令やメモリアロケータといったプラットフォームに依存する領域について、開発者自身が実装を行うことで
他の環境へ移植することが可能となりました。
赤字の部分はバイナリ提供部分です。
機能の面でも変更点があります。
- ファイル形式の変更
– moc3, motion3.jsonなどのファイル形式が変更されており、2.1 SDKで使用していたファイル形式とは互換性がありません。
– モーションのファイルはmtnからmotion3.jsonに変更され曲線を損失なく再現できるようになりました。
- 2.1から仕様が大きく変更された機能
– 物理演算の計算アルゴリズムが刷新され、多段振り子などの複雑な動きを簡単に表現できるようになりました。
- 3 から追加された機能
– モーションにイベント情報を付加することができ、モーション中にイベント処理に合わせた効果を制御することができます。
– ユーザデータ機能が追加され、モデルのアートメッシュに文字列を埋め込むことで様々なことに応用できます。
– エディタ上のパラメータ名やパーツ名等が.cdi3.jsonに書き出せるようになり、SDKを用いたアプリケーション上でもIDでなく名前を表示することができます。
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