タイムライン

最終更新: 2025年6月16日

素材やモーションを時間軸に沿って管理・編集し、アニメーションや動画の構成を作成するためのエリア です。
タイムライン上の操作などの説明をしています。

レイヤー一覧の基本操作

右クリック操作

コピー選択しているレイヤーをコピーします。
ペーストコピーしたレイヤーをペーストします。 
複製選択しているレイヤーを複製します。
削除選択しているレイヤーを削除します。
新規レイヤー▶▶から「テキスト」、「図形」、「平面」、「タイムコード」、「パターン」レイヤーを作成できます。
トラックを追加新規トラックを追加します。
最終フレーム▶から「現在の再生位置にする」、「最後のレイヤーに合わせる」を選択できます。
現在の再生位置にする:タイムライン上にある再生ヘッド(緑のバー)の位置を最終フレームにします。
最後のレイヤーに合わせる:レイヤーの中で最もフレーム数が長いレイヤーに最終フレームを合わせます。
下のレイヤーでクリッピング選択しているレイヤーまたはグループを、直下のレイヤーやグループの不透明部分でマスクします。
重ね順▶▶からレイヤーの重ね順を変えることができます。
反転▶▶から選択しているレイヤーを「左右反転」、「上下反転」させることができます。
ロック選択しているレイヤーにロックをかけます。

ドープシート

ドープシートではキーフレームの管理やタイミングの調整など、キーフレーム全体の把握に適しています。 

ドープシート内のスクロール・ズーム操作

以下の操作により、表示位置や拡大率をマウス操作で自由に調整することができます。

操作説明
・スペースキー + マウスドラッグ
・マウス中ボタン(ホイール押し込み)でのドラッグ
ドープシート内を縦・横方向にスクロールします。

キーの打ち方

タイムライン上にキーを挿入することでアニメーションを作成できます。

レイヤー一覧から追加する方法

レイヤーの左にある「∨」をクリックするとプロパティグループが表示されます。

プロパティの横にある時計マークをクリックすることでキーを打てます。 

さらにラベル右にある◇をクリックすることでキーを追加していきます。
数値を変えることで、モデルの動きを細かく調整することもできます。

カーブエディタでも同様の操作でキーを打てます。

レイヤーの配置を揃える

タイムライン上のレイヤーまたはグループの左端または右端をダブルクリックすると、シーンの先頭または末尾に揃えることができます。
複数レイヤーを選択している場合は、選択中のすべてのレイヤーがまとめて揃います。

カーブエディタ

タイムラインツールバーにあるグラフアイコンのボタンをクリックすることで、タイムラインをドープシートからカーブエディタに切り替えます。

カーブエディタではキーフレーム間の動きの滑らかさやスピードを調整することができます。
より高度なアニメーションの追求に活用ください。

カーブエディター内のスクロール・ズーム操作

以下の操作により、表示位置や拡大率をマウス操作で自由に調整することができます。

操作詳細
・スペースキー + マウスドラッグ
・マウス中ボタン(ホイール押し込み)でのドラッグ
カーブエディター内を縦・横方向にスクロールします。
Altキー + マウスホイール操作時間軸(横方向)の拡大・縮小します。
カーブの種類
リニアキーを選択後、「リニア」ボタンをクリックします。 適用するとキーの間を直線でつなぎます。
 アニメーションは一定で変化し、直線的な動きになります。
ステップキーを選択後、「ステップ」ボタンをクリックします。 
適用するとキーの間をキーフレームの数値に合わせて水平の直線でつなぎます。 
アニメーションは前後の絵が一瞬で変化する動きになります。
インバースステップキーを選択後、「インバースステップ」ボタンをクリックします。
 適用するとキーの間を後ろのキーフレームの数値に合わせて水平の直線でつなぎます。 
アニメーションは前後の絵が一瞬で変化する動きになります。
ベジェキーを選択後、「ベジェ」ボタンをクリックすることでキーに黄色の「ベジェハンドル」が表示されます。
 端の丸い部分をつかみ、上下左右に動かすことでカーブの形を自由に編集することができます。

バウンディングボックス

カーブエディター上で複数のキーフレームをまとめて選択し、そのまま一括で移動・調整するためのボックスです。
複数のキーフレームを囲むように選択することで、ボックスが自動的に表示され、効率的にキーフレームの編集を行うことができます。

操作方法
  1. カーブエディターを開き、選択したいキーフレームを囲むようにマウスをドラッグします。
  2. ドラッグが完了すると、囲まれたキーフレームが選択され、バウンディングボックスが表示されます。
  3. バウンディングボックス内をドラッグすることで、選択されたすべてのキーフレームを一括で移動や拡大縮小ができます。

    【移動】
    バウンディングボックスの中央付近にカーソルを合わせると、カーソルが「十字アイコン」に変わります。この状態でクリック&ドラッグすると、バウンディングボックス全体を移動することができます。
    【拡大縮小】
    バウンディングボックスの四隅または辺の中央をドラッグすることでカーブの一部を拡大・縮小できます。
  4. 選択状態のままDeleteキーを押すと、すべての選択キーフレームを削除できます。

カット機能

タイムラインツールバーにあるハサミアイコンをクリックするとカットツールに切り替わります。 

タイムライン上の動画や音声、Live2Dモデルといった素材を任意の長さに分割したり、必要な部分だけ切り出し不要な部分を削除するなど細かな編集ができます。 

キーフレームのコピー&ペースト

キーフレームをコピーして、同じレイヤー上で時間をずらしてキーフレームを貼り付けたり、他のレイヤーに貼り付けることができます。
同じ動きやタイミングを複数の要素に反映したいときに便利です。

コピー&ペーストの手順

キーフレームのコピー&ペーストは、ドープシート・カーブエディターいずれでも同様に行えます。

  1. コピーしたいキーフレームを選択し、Ctrl + C でコピーします。
    ※各レイヤーのプロパティ(例:Live2Dのパラメータなど)から選択できます。
  2. ペーストしたい先のプロパティを選び、再生ヘッドを貼り付けたい位置に移動して Ctrl + V でペーストします。

ドープシートでコピーしたキーフレームはドープシートにのみ、カーブエディターでコピーしたキーフレームはカーブエディターにのみペースト可能です。
異なるエディター間ではコピー&ペーストはできません。

ペースト時の条件について

キーフレームのコピー&ペーストは、コピー元とペースト先のレイヤーやプロパティの一致状況によって動作が異なります。
※コピー&ペーストの動作は、今後のアップデートで変更される可能性があります。

【ドープシートの場合】
  • 同一レイヤー × 単一プロパティ
    コピー元と貼り付け先が同一のレイヤー・同一のプロパティであれば、値と動きがそのままペーストされます。
    プロパティが異なる(例:「回転」→「不透明度」など)場合でもペーストは可能です。
  • 同一レイヤー × 複数プロパティ
    複数のキーフレームを同時にコピー・ペーストできます。
  • 異なるレイヤー × 単一プロパティ
    同レイヤーだけでなく、コピー元と貼り付け先のレイヤー(例:回転 → 不透明度)が異なる場合でも、ペーストが可能です。
    この場合、コピー元プロパティのキーフレームは、カーブエディター上の描画位置(グラフ上の形状)を維持するように、値が自動調整されて貼り付けされます。
  • 異なるレイヤー × 複数プロパティ
    複数のプロパティが一致している場合は、それぞれ対応してペーストされます。
    一致しないプロパティにはペーストされません。
【カーブエディタの場合】
  • 同一レイヤー × 単一プロパティ
    コピー元と貼り付け先が同一のレイヤー・同一のプロパティであれば、値とカーブ(動き)がそのままペーストされます。
    プロパティが異なる(例:「回転」→「不透明度」など)場合でもペーストは可能です。
    この場合、カーブエディター上の描画位置(カーブの形状)を維持するように、値が変換されて貼り付けられます。
  • 同一レイヤー × 複数プロパティ
    複数のキーフレームを同時にコピー・ペーストできます。
  • 異なるレイヤー × 単一プロパティ
    プロパティの種類が異なっていても(例:「回転」→「不透明度」など)、貼り付けは可能です。
    この場合、コピー元のキーフレームは、カーブエディター上のグラフの形状を維持するように、値が自動で調整されます。
  • 異なるレイヤー × 複数プロパティ
    プロパティ名が一致していれば、それぞれの対応するプロパティにペーストされます。
    一致しないプロパティには貼り付けされません。

動画ファイルの音声と映像の分離 

動画素材から音声と映像を分けて、それぞれ独立したトラックで編集することができます。

レイヤー一覧またはタイムライン上にある動画レイヤーを右クリックし「映像と音声に分離」を選択することで別々のトラックが作成されます。

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