グループ
複数のレイヤーや素材をひとつにまとめるグループについて説明しています。
複数レイヤーやオブジェクトをまとめたい時に使用します。
グループは動画編集、カット編集などはできません。

グループ描画モードについて
グループ全体とその子レイヤーの描画方法を指定できます。
どのモードを選択しても、グループに設定した座標変換やアニメーション効果は子レイヤーに適用されます。
選択方法
パレットの「グループ描画モード」から各種選択ができます。

各グループ描画モード
高速(まとめずに描画)
- 子レイヤーをまとめずに背面にそのまま描画するため、軽量かつ高速な描画ができる
- グループ内のレイヤーを整理・管理したい場合や、役割ごとにグループ化する用途に適した設定
- グループの不透明度を100%未満に設定した場合、子レイヤーごとの不透明度にグループの不透明度が掛け合わされる
- グループに対してエフェクトやマスク(図形や下のレイヤーでのクリッピングを含む)は適用できない
- グループにブレンドモードは適用できない
- デフォルト設定は「高速」となっており、後方互換性や軽量化を考慮した仕様
通常(まとめて描画)
- グループ内の子レイヤーを一旦裏側で画像としてまとめて描画し、その後背面に描く方式
- グループ全体を1枚の絵として扱えるため、透過やエフェクトの適用、クリッピングマスクや被マスクとしての使用できる
- グループ単位でブレンドモードを適用することができる
- 「高速」と比べると処理負担は大きいが、一番シンプルで使いやすい描画モード
通過(まとめて描画)
- 「通常」と同様に一旦裏側で画像として描画し、その際グループより背面の描画内容を画像に転写してから、グループ内の子レイヤーを描画する
- 子レイヤーがブレンドモード(加算など)を持つ場合でも、正しく合成される
※「通常」では透明なグループ用の画像に対してブレンド処理を行うため、期待するブレンド表現にならない場合がある - 「高速」や「通常」と比べると処理負担が大きい
トランジョンについての注意点
異なるグループに所属するレイヤー間でトランジションを適用できるのは、グループが表現に影響のない場合のみです。
それ以外の場合、トランジション線が赤く表示され、トランジション効果は無効になります。
グループが表現に影響のない場合
- グループ描画モードが「高速」である
- グループの不透明度が100%である
- グループにエフェクト、座標変換、アニメーション効果が適用されていない
- グループにクリッピングマスクや被マスクが適用されていない
- グループのブレンドモードが「通常」である
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