モーションクオリティアップのヒント
最終更新: 2019年9月4日
制作したモデルにモーションを付ける際に、より良い動きにするための一工夫の方法を説明しています。
初心者向けの内容になっていますので、初めてモーションを付ける方は参考にしてみてください。
顔の動きを単体でつけるのではなく、体のX・Zも顔の動きに合わせてつける
顔だけ振り向くとロボットのように見えてしまいます。
顔の動きに合わせて、体にも動きを付けましょう。
顔XYZと体XYZを慣性を意識してタイミングをずらす
顔と体がまったく同じタイミングで動くと、やはりロボットのように見えます。
「顔を振り向くことで体が後からついてくる」「体を振り向かせることで、顔の向きが変わる」など動きを想定しましょう。
反動、ブレーキを付ける
人間はピタッと瞬時に動きをとめることができません。自分の腕をピタッと止めてみると分かりやすいです。
止めようと思ってから少し進んで、ちょっと戻る。止めようと思っている箇所になるとブレーキがかかって動きがゆっくりになる…など。
細かいですが、所々に盛り込むと自然な動きに見えます。
人間の自然な動きを理解する
人は顔の振り向きや目線を変えるときに、まばたきすることが多いです。
喋りながら動く場合は、喋り出しに顔・体・腕が動くとより自然な動きに仕上がります。
表情を豊かにする
表情をコロコロと、なめらかに変えることができるのが Live2D の強みの1つです。
微妙な眉毛の動きを細かくつけてあげるとより良くなります。
動きにメリハリをつける
大きく動く部分、小さく動く部分を意識し、動きにメリハリを出すとより良いモーションに仕上がります。
待機中はおとなしめに、動くときは動いているのがわかる程度に、はっきりと動きを付けることを意識しましょう。
キャラにあった動きをつける
性別や年齢ごとに、動きの付け方を変えてみましょう。
例:成人男性キャラクター
・どっしりと構えて、落ち着きある動きに。ふらふらさせないようにする。
・顔Zなど、首を傾ける動きの頻度を抑えて、可愛らしさが出ないようにする。
例:若い女性キャラクター
・体全体を大きく動かすようにする。
・首を傾げるような可愛らしい動きを入れる。