メッシュ編集

メッシュ編集には、点の密度に関する値を指定するだけで自動的に生成することができる「自動生成」と、点を一つずつ打って編集できる「手動編集」があります。
このページではアートメッシュの編集方法について学んでいきます。

 

メッシュの自動生成

まずは、PSDインポート直後の状態から更に細かいメッシュを生成する最も簡単な手順について説明していきます。
Ctrl+Aを押して、すべてのアートメッシュを選択します。

ツールバーの[メッシュの自動生成]をクリックします。

[メッシュの自動生成]ダイアログが表示されるので、まずはデフォルトの設定値で確定させます。
[設定]の中のテキストボックス部分(どこでも構いません)をクリックし、Enterキーを押します。

設定した値でメッシュが作成されました。

TIPS
次々にアートメッシュを選択しダイアログにて任意の値を適用する、という操作を可能にするため、
ダイアログは自動で閉じることはなく前面に表示されたままになっています。
必要に応じて移動させたり右上の×印で閉じることができます。

 

メッシュの自動生成は個別のアートメッシュにも単体で適用できます。
更に、適用後もメッシュの形状を変更することができますので、気に入った形状になるまで調整が可能です。
※ただしパラメータを設定を行った後では形状が変化してしまうので、自動生成はお勧めしません

 

[メッシュの自動生成]ダイアログについて

プリセット:
ダイアログ内の[設定]の値をプリセットとして保存することができます。

コンボボックス 作成したプリセットの名前が表示されます。
追加 現在の値をプリセットに追加します。クリックすると名前を入力するダイアログが開き、入力後に[OK]をクリックすることで保存できます。
削除 コンボボックスで選択されているプリセットを削除します。
上書き 現在のプリセットの値を変更後に[上書き]をクリックすると、その値で上書きされます。
[>]ボタン その他のメニューが表示されます。[設定の保存先を開く]をクリックすると、プリセットデータ(xml形式)が保存されたフォルダを開きます。

設定:

点の間隔(ピクセル) 頂点を作成する間隔を指定します。50が指定されている場合、おおよそ50x50ピクセルの範囲に1つの頂点を作成するようになります。(画像は左から、間隔が大きい場合と小さい場合)

境界のマージン(外側) 不透明画素(絵のある部分)と、それを囲む外周のメッシュとの間の平均的なマージン(余白)を指定します。※1

境界のマージン(内側) 不透明画素(絵のある部分)の境界から、それを囲む内側のメッシュとの平均的な間隔を指定します。※1

境界の最小マージン 角の部分などにおいて不透明画素とメッシュが近づく場合に、上記で指定した[境界のマージン]を確保できるように点を追加します。※1
(画像は値が大きい場合と小さい場合の比較)
境界の最小点数 1つの領域を囲む点の最少数を指定します。3の場合は3点からなる三角形が最少の場合の形状となります。4の場合は、4点からなる四角形が最少の場合の形状となります。
透明とみなすアルファ値 テクスチャの透明とみなすアルファ値 (0~255の透明度、0が透明) を指定します。透明に近いゴミなどを取り込みたくない場合に値を大きくします。通常は0で問題ありません。

※1 指定する値は テクスチャサイズが1024の場合のピクセル数に換算して表します。10が設定されていて、
ピクセル数が2048の場合は、実際にはマージンが20になります。

 

メッシュの自動生成がうまくいかない場合の対処方法

自動メッシュ生成を実行した際にメッシュが欠けるなど、きれいな分割にならない場合はPSDに不要な半透明部分が残っている可能性があります。
(イラスト作成時の残ってしまったゴミなど)

下図はPSDに残った不要な半透明部分を見やすく表示したものです。

このような場合は「透明とみなすアルファ値」を 0 から徐々に大きくし、メッシュの分割を少しずつ調整します。

この例では「透明とみなすアルファ値」を10にしました。
不透明度0..255 のうち、不透明度10の部分までを透明とみなすようになります。

こうすることで、不要なゴミの部分を計算から除外し、きれいなメッシュ形状にすることができます。

 

メッシュの手動編集

まぶたや口まわりなど細かい変形が必要になるパーツについては、メッシュを手動で編集します。

 

メッシュ編集ツール

メッシュ編集モードに切り替えると、[ツール詳細]パレットからメッシュ編集用のツールが選択できるようになります。

 選択・編集
投げ縄選択
頂点の追加
頂点とエッジ(線)の削除
消しゴム
※B+ドラッグで範囲を変えることができます
自動接続 メッシュを構成する最小要素であるポリゴンを生成します。右のボタンから以下のオプションが選択できます。

メッシュの再構成:
有効にすると、頂点だけを考慮してメッシュの線を引き直します。自分で結んだ線を残しておきたい場合は無効にしておきます。

エッジの外周を保つ:
有効にすると、外周を保ちつつ自動生成します。いびつな形をしたテクスチャ(まつ毛、髪の毛など)で使うと余計な線が結ばれることがなくなるので効果的です。「外周を保つ」を有効にした状態で自動生成を実行するには、あらかじめ頂点の外周を全てつないでおく必要があります。

  手動編集中にも、自動生成のダイアログを開くことができます。
バインド/解除 グル―のバインド(吸着)/吸着解除を行います。

 

手動編集の基本操作

編集したいアートメッシュを選択します。


TIPS

アートメッシュを2つ選択することも可能です。
その場合、モードを逐一切り替えることなく同時に編集したり、全く同じ位置に同じ形状のメッシュを作成することができます。
この機能はグル―の設定時に活用します。
詳しくは「グルー」の頁をご参照ください。

ツールバーの[メッシュ手動編集]をクリックします。
※Ctrl+E のショートカットまたはアートメッシュのダブルクリックでも同様に操作できます。

ビュー上の表示がメッシュ編集モードに切り替わり、頂点の追加や削除等の編集を行えるようになります。

完了したら緑色のチェックマークボタンをクリックするか、Ctrl+E または Enterキーを押します(Aキー、Zキーを押しても同様に操作できます)。
編集をキャンセルしたい場合は赤色の禁止マークをクリックするか、Escキーを押します。

 

 

手動編集の詳細

頂点を追加

[頂点を追加]ツールまたは[頂点を削除]ツールを選択した状態でクリックします。
頂点を追加すると、前に配置した頂点からグレーのエッジ(線)が伸び、自動的に頂点と頂点が接続されます。

意図しない頂点に繋がりそうな場合は [ ESC ] キーをクリックするとグレーのエッジ(線)が解除され
また頂点を選び直すことができます。

すでにあるエッジをまたいで頂点を追加した場合はエッジは接続されず、単独の頂点となります。

頂点のフォーカスを変えずに頂点を追加するには、Shiftキーを押しながらクリックします。
放射状にエッジを追加したいときに役立ちます。
ただし、水色の線(後述)の上でのみ動作します。

メッシュは三角形の「ポリゴン」の集合体です。
したがって、メッシュを構成するにはすべての頂点がエッジで接続されていて、最小単位が三角形である必要があります。
未接続の頂点は、水色の線で結ばれています。
これらを接続するには、[ツール詳細]パレットの[自動接続]ボタンをクリックするか、Ctrl+Rを押します。

頂点またはエッジを削除

頂点を削除するには、以下の方法があります。

  • [選択ツール]または[投げ縄選択ツール]で頂点を選択後、[Delete]または[Back space]キーを押す。
  • [頂点を追加]ツールで、Altを押しながら頂点をクリック。
  • [頂点を削除]ツールで頂点をクリック。
  • [消しゴム]ツールで頂点をクリック。広範囲の頂点を削除する際に便利です。

エッジを削除するには、[消しゴム]ツールでエッジ部分をクリックします。Altキーを押しながらクリックまたはドラッグすると、頂点には影響を与えずにエッジのみを削除します。
※消しゴムのサイズはB+ドラッグで変更できます。

 

頂点の選択

頂点を選択するには、以下のツールを使用します。

[選択]ツール

  • 頂点をクリックすると頂点を選択できます。
  • Shiftキーを押しながらクリックすると、複数の頂点を選択することができます。
  • ドラッグすると矩形で広範囲を選択できます。
  • Shiftキーを押しながらドラッグすると、複数の範囲を選択することができます。

[投げ縄選択]ツール

  • 頂点をクリックすると頂点を選択できます。
  • Shiftキーを押しながらクリックすると、複数の頂点を選択することができます。
  • ドラッグすると投げ縄で広範囲を選択できます。
  • Shiftキーを押しながらドラッグすると、複数の範囲を選択することができます。

[頂点を追加]ツール

  • すでに作成済みの頂点をクリックすると、頂点を選択できます。
  • Shiftキーを押しながらクリックすると、エッジを引きながら複数の頂点を選択することができます。

 

頂点の移動

頂点を移動させると、テクスチャには影響を与えずメッシュの形状のみを編集することができます。
選択した頂点に対し、[選択]ツールで以下のように移動を行うことができます。

  • ドラッグすると頂点を移動できます。
  • Shiftキーを押しながらドラッグすると、水平または垂直に移動できます。
  • 頂点を複数選択した際に現れるバウンディングボックスの中央をドラッグすると、まとめて移動できます。
  • 頂点を複数選択した際に現れるバウンディングボックスの外周の赤い点上でドラッグすると、拡縮しながら移動できます(このときShiftキーを押しながら操作すると縦横比率を保ったまま拡縮し、Altキーを押しながら操作すると中心を基準に拡縮します)。
  • 頂点を複数選択した際に現れるバウンディングボックスの外周の赤い点以外の部分でドラッグすると、回転させることができます。

 

元に戻す

Ctrl+Zを押すと、前の操作の段階に戻すことができます(頂点の選択操作を含む)。

 

やり直す

Ctrl+Yを押すと、元に戻した操作をもう一度やり直します(頂点の選択操作を含む)。

 

メニュー

メッシュ編集モードでは、メニューバーに[メッシュ編集モード]と表示され、その他のメニューを選ぶことができます。

メッシュ編集を完了(Ctrl+E) 現在の編集状態を確定し、メッシュ編集モードを閉じます。
メッシュの自動生成(Ctrl+Shift+A) メッシュの自動生成ダイアログを開きます。
エッジ(線)を自動接続(Ctrl+R) 未接続の頂点を接続します。
左右反転
上下反転
メッシュを左右または上下に反転します。
選択頂点をグル―・バインド
選択頂点をグル―・バインド解除
グルーをバインド(吸着)したり解除を行います。
アートメッシュの頂点番号を表示 各頂点の番号を表示します。メッシュ編集モードのみ、オン/オフが可能です。

 

メッシュ編集モードの表示

メッシュ編集モードでは編集するアートメッシュの表示形式を変更することができます。
使いやすい形式に切り替えて編集を行いましょう。

モデリング表示

編集中のアートメッシュ以外のテクスチャが薄く表示されます。

モデル用画像表示

編集中のアートメッシュのみが表示されます。

アトラス表示

テクスチャアトラスのテクスチャが表示されます。
Cubism 2.1のモデルを読み込んだ場合、またはCubism Editor3でテクスチャアトラスを作成した場合に表示することができます。

この表示で編集を行う場合、下図のように隣接するテクスチャに編集中のメッシュが重なるとモデルに余計なテクスチャが表示されてしまいます。
[アトラス表示]を使用する際には、余白部分などがまわりのテクスチャに重ならないように注意しましょう。

下図のように読み込んだモデルに意図しないテクスチャ画像の表示があった場合には[メッシュ編集モード]の[アトラス表示]もしくは[テクスチャアトラス]でアートメッシュが重なっている部分がないか確認します。

このような場合には[メッシュ編集モード]の[アトラス表示]でメッシュを編集する、もしくは[テクスチャアトラス]でアートメッシュが重ならないように並べ替えることで修正します。

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